2014-10-20(Mon)
椎茸 Q & A 椎茸の品種はどれくらいあるのか?
Q 椎茸の品種の数はどれくらいあるのか?
A 2014年最新で品種登録されているのが220、
現行登録維持されているのが77件です。
椎茸の品種に関してはこのブログでも触れてきていますが、
農家で使っている品種は品種登録されているうちの一握り。
毎年数種類ずつ新品種が出て、古い品種は消えていきます。
農林水産省品種登録ホームページによりますと、
椎茸の品種登録は2014年4月28日出願が最新となっており、
その時点での品種数は220とされています。
しかし、品種登録を取り下げたり、
育成権の消失などで登録が維持されているものは77となっています。
育成権の消失というのは法律で守られる年数が満期を迎え、
登録者の権利がなくなったことをさします。
つまりだれでも利用できるようになった状態のことですね。
育成権が消失しても会社が作っていれば利用できるわけです。
逆に言えば作られていなければ消えてなくなるということでもありますね。
椎茸の品種は様々な会社で作成されています。
登録されている数は220でも、沢山の品種が試され、厳選されたのが220ということになります。
それでも何か不具合が出たり、販売不振などで消えていく品種も沢山。

こうしてパンフレットに載ってくる品種は優秀だということですね。
どんな植物でもそうですが、毎年いろんな品種ができては消えているんですね。
椎茸も例外ではありません。
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ちなみに小話として、
乳酸飲料で有名なヤクルトや、チョコレートでおなじみの明治製菓もキノコ種菌を作っていました。
明治製菓の菌は森産業でまだ販売されています。
意外な組み合わせですが、椎茸に携わっていた過去があるんですね。
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