2019-07-28(Sun)
回顧のカボチャ吊り栽培
農業研修修了から早4か月が過ぎようとしていますね。
今更ですけど研修でのカボチャ吊り栽培のあれこれネタがあるので記事にしてみたいと思います。
南瓜吊り栽培に関しては研修ネタでたびたび記事にしていたので大体のことは書いていますけど、
いい点悪い点くらいを簡潔にまずは。


まずは人工授粉をしなくてはいけなかった点。
本来は南瓜は蜂による受粉で十分実ができますが、
南瓜吊り栽培はハウスでの栽培になったことで蜂がハウス内に入ってこず、
全てを人工授粉で賄わなくてはいけなかったです。
もちろんハウス内にハチの巣箱を入れていれば問題なく受粉作業をしていたはずなので、
この点は解決できる問題であるとは思います。

吊り栽培では受粉完了がかなりはっきりとわかります。
受粉ができているとこのように下向きになり膨らみだします。
失敗成功の判断がつきやすいため、ダメならばすぐに次へと移行できます。


ただ人工授粉は諸刃の剣、花粉量が足りないとこのような歪な果実ができてしまうことも。
特に雄花が少なかった時期に人工授粉を行った品種では、
形が歪になる以外に花どまりが悪く尻の部分が非常に大きく広がってしまう不格好な果実になることがありました。
人工授粉をする際は雄花1つで2,3個くらいが限度のようです。
この品種は雄花1本で10個前後頑張った時期のものですね。
異常に雄花が咲かず仕方なく次の雌花利用にした株もあります。


また、雌花の見逃しに注意しなくてはいけない点。
1株1果どりが基本になるため、受粉作業をミスるとそれすなわち1株が無駄になるということ。
受粉させたものにはしっかり印をつけミスなくやらないといけなかったです。


果実に対するいい点としては果肉のノリがとてもよくなること。
要するに肉厚な南瓜になりやすいということですね。
肉は乗りますが、果重が制限されるため地ばい栽培より重さは失われてしまうことが多いです。
条件次第では十分な重さのものも収穫できます。
品種の差というのもあると思いますね。
ただ、ここでの悪い点として擦れ傷が非常につきやすくなることですね。
受粉完了後の果実の降り方ですぐに傷がついてしまうことがあるため、
新聞紙などで日よけを兼ねた傷予防は必須です。
地面についていて尻が黄色になるということがない分、傷がつきやすくなるという欠点があるので、
どちらにしても対策をとることが必要になりますね。
かいつまんで写真がある分での説明は終了です。
地ばいと違い地上に吊り上げて実をつけるのは面倒ですが、地ばいに比べると実の質が向上するのは事実。
蔓整理には時間がかかるんですが、畑でワーッと蔓が茂って手が付けられないのに比べると、
非常に整理整頓がしっかりできる点も魅力ではあります。
ただし南瓜の価格を考えると果たしてこれが合うかといえば…
価格面をしっかりできればこのやり方もありではないかと思いますね。
次回はデータ参照しつつ記事を書きたいと思います。
今更ですけど研修でのカボチャ吊り栽培のあれこれネタがあるので記事にしてみたいと思います。
南瓜吊り栽培に関しては研修ネタでたびたび記事にしていたので大体のことは書いていますけど、
いい点悪い点くらいを簡潔にまずは。


まずは人工授粉をしなくてはいけなかった点。
本来は南瓜は蜂による受粉で十分実ができますが、
南瓜吊り栽培はハウスでの栽培になったことで蜂がハウス内に入ってこず、
全てを人工授粉で賄わなくてはいけなかったです。
もちろんハウス内にハチの巣箱を入れていれば問題なく受粉作業をしていたはずなので、
この点は解決できる問題であるとは思います。

吊り栽培では受粉完了がかなりはっきりとわかります。
受粉ができているとこのように下向きになり膨らみだします。
失敗成功の判断がつきやすいため、ダメならばすぐに次へと移行できます。


ただ人工授粉は諸刃の剣、花粉量が足りないとこのような歪な果実ができてしまうことも。
特に雄花が少なかった時期に人工授粉を行った品種では、
形が歪になる以外に花どまりが悪く尻の部分が非常に大きく広がってしまう不格好な果実になることがありました。
人工授粉をする際は雄花1つで2,3個くらいが限度のようです。
この品種は雄花1本で10個前後頑張った時期のものですね。
異常に雄花が咲かず仕方なく次の雌花利用にした株もあります。


また、雌花の見逃しに注意しなくてはいけない点。
1株1果どりが基本になるため、受粉作業をミスるとそれすなわち1株が無駄になるということ。
受粉させたものにはしっかり印をつけミスなくやらないといけなかったです。


果実に対するいい点としては果肉のノリがとてもよくなること。
要するに肉厚な南瓜になりやすいということですね。
肉は乗りますが、果重が制限されるため地ばい栽培より重さは失われてしまうことが多いです。
条件次第では十分な重さのものも収穫できます。
品種の差というのもあると思いますね。
ただ、ここでの悪い点として擦れ傷が非常につきやすくなることですね。
受粉完了後の果実の降り方ですぐに傷がついてしまうことがあるため、
新聞紙などで日よけを兼ねた傷予防は必須です。
地面についていて尻が黄色になるということがない分、傷がつきやすくなるという欠点があるので、
どちらにしても対策をとることが必要になりますね。
かいつまんで写真がある分での説明は終了です。
地ばいと違い地上に吊り上げて実をつけるのは面倒ですが、地ばいに比べると実の質が向上するのは事実。
蔓整理には時間がかかるんですが、畑でワーッと蔓が茂って手が付けられないのに比べると、
非常に整理整頓がしっかりできる点も魅力ではあります。
ただし南瓜の価格を考えると果たしてこれが合うかといえば…
価格面をしっかりできればこのやり方もありではないかと思いますね。
次回はデータ参照しつつ記事を書きたいと思います。
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