2015-10-29(Thu)
「糖質制限」は危険!

「糖質制限」は危険! 石原結實
糖質制限のことについてのこちらは反対する立場の本。
とりあえず、事柄に関しては賛否どちらの意見も知っておかないとね。
本の始めは糖質制限を進める本の中で紹介している事柄についての反論。
炭水化物が人類を滅ぼすの中でも書かれていた進化のことから、
細胞が糖を利用していることなど様々。
こういうのを指摘されるとそういやそうだとなる。
特に今の人間の歯は穀物をすりつぶす臼歯がほとんどということを考えると、
炭水化物はいらないものと考えるのはどうかなーと思う。
中身について面白いなーと思ったことは、
・漢方薬は炭水化物が多いということ
・肥満の原因は炭水化物よりも食べ過ぎ
・食事をして眠くなるのは体を休めているから
etc・・・・
よく考えると当たり前のこと。
今の時代は飽食と言われて常に食料がそばにあり、無駄に食べている。
無駄に食料を摂取すればそりゃあ太るに決まっているわけで、そんなことは当たり前のことだ。
そんな当たり前のことだけど、元凶は炭水化物とターゲットを絞って攻撃とはどうなのか。
また、3つ目の食べた後に眠い・だるいというのは休ませるため、これもよく考えると
ライオンは腹いっぱいのときはむやみに襲ったりしないですよね。
ライオンが食ってるのは肉であって炭水化物じゃない。
じゃあどうして炭水化物のみが原因だとなるの??
謎だ。
中盤には糖はどのような効果があるかが書かれていて、
中でも糖から蛋白質が合成できるというのには驚き。
後半は石原式高糖質ダイエットなるものの紹介なので、まあいいかな(汗
糖質制限に関する書籍2冊読んでみると、
勧める方はどうも万能であるかのように書かれているんだけど、それで弊害をきたしている人もいるわけで、
どうもいまいちこれはすごい!という感じにはならない。
結局のところ、体の中で合成(糖新生)できるんだから食べる必要はないってのと、
糖新生続けてると体に害があるので外部から摂取するべきの違いかなぁ。
炭水化物をすべて排除したうえで健康でいられるかどうかであって、
少量の炭水化物抜きというのであれば、それはこの本に書かれているように、
単に食べ過ぎていることを是正しているだけではないのだろうか。
○○ダイエットというのが何度もはやっては消えていきますが、
やっぱり何かを極端に行うようなことは体には良くないような感じ。
それがいいのであれば消えないでしょうしね。
今回の炭水化物制限の2冊でいえば、こちらの本に軍配ですかねぇ。
果たしてこの健康法はいつまで残っているんだろうか・・・・
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