2016-10-29(Sat)
恐怖の環境テロリスト

恐怖の環境テロリスト 佐々木正明
今年も読書週間に入ったのでぼちぼち読んだ本をご紹介―
この本を読むきっかけは、ゴールデンライスという遺伝子組み換え米に関するニュースを見てから。
ゴールデンライスというのは遺伝子組み換えでベータカロテンを含むようにした米のことで、
世界で2億5000万人いるとされるビタミンA欠乏症を軽減、もしくは根絶する可能性のある米のこと。
これについてグリーンピースが抗議をしているっていうニュースだったはず。
確かに遺伝子組み換えっていうと拒否反応が出ますけど、
この遺伝子組み換え米ってのはある意味画期的なわけで、
これに関して「あ―だめだめ議論の余地なし」ってのは少し違うかなーと思ったもんだ。
まあ遺伝子組み換えの話は置いといて、この件で気になったのはグリーンピースやら
シーシェパードやらの活動ってなんぞやってこと。
環境保護団体とか反捕鯨団体とか言うのは知ってるけど、じゃあどういうことをしでかしてるのかね?
そういうのが気になったので探した結果いきついたのが恐怖の環境テロリスト。
反捕鯨は序章に過ぎない、なんて帯に書かれているとおり、
出てくるのはより過激な行動をする団体。
まさにテロ集団ってやつ。
思想のためなら何やってもいいっていう過激派だね。
うまいことメディアを使い、ネットを使い、さまざまな手を使って相手を追い詰める。
日本も捕鯨に関して餌食になっているけれど、
海外では施設の放火や実験動物を逃がすなどのとんでもない被害があるみたい。
犯罪を犯しても構わないってのがたちが悪い。
つい先日某元女優が大麻で捕まったけど、
あれと同じく、あることに関して傾倒し過ぎるとこうした越えてはいけないラインを超える集団が出てくるんだろうね。
宗教や環境保護、動物愛護、食べ物に関すること・・・
行き過ぎた考えってのは極端に視野を狭める。
・イルカやクジラは頭がいいから殺しちゃダメ
⇒豚も頭いいけど。それにカンガルーを食べたりコアラを間引いたりするのはいいの?
イルカやクジラによって漁業被害が出てても駆除すらだめなのか?
スポーツハンティングとして金払えば希少動物殺すのはいいの?
結局のところ「俺が、オレが!」って相手の主義思想を理解しない、
自分のとこの文化はいいけどよその文化なんて知ったこっちゃないって言ったらぶつかるのは当たり前だ。
自分たちの主義思想を通すためなら何でもやる奴らってのは困ったもんだなーと思った。
日本はなあなあで済まさずに毅然とした態度で臨まないとだめだね。
あと、個人的にはアニマルプラネットがこういった環境テロリストの片棒担いでたってのがショックだったわ。
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